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現場の事実があがってこない状況を防ぐためには?

最近、医院経営相談、院外事務長サポート、院長夫人コーチングを日々のサポートを通じて感じることは、現場で起こっている事実があがってこないクリニックが増えていることです。
原因は、部署間の連携が悪い、上司と部下のコミュニケーションがない、部下の意見に聴く耳を持たない上司がいる、上司の対応が部下から見て頼りない(相談してもしょうがないと思われてしまう)などがあげられます。

その結果、どういうことが起こるかというと、「現場で起こっている事実があがらない」「スタッフが院長へ言ってもしょうがないとあきらめている」「重大な機会損失を発生しているが院長、リーダーは気づかない」「インシデントが撲滅される」など、重要な情報が全くあがらなくなります。私は、このような状況にある医療機関(病院、クリニック)を多く見てきました。
このような状況にならないために現場の声を上手にあげているクリニックが実践しているマネジメント手法をお伝えします。

1.部下の意見・報告を承認する。
 報告があがるのが当たり前と思ってはならない。意見・報告した事に対して承認する。

2.部下の相談は親身に応える。
 部下の相談は全力で対応する。それで初めて信頼を得れることを心得ておく。部下の相談内容を忘れるなどはダメ上司の典型例です。

3.はじめは率先垂範で背中を魅せる
 新しい取り組みをする時は必ず自ら率先して取り組むことが最低限必要です。自ら取り組むことなしに部下がついてくることはありえないと心得ておく。

他にもいろんな取り組みはあると思いますが、現場で起こっていることをありのまま報告してもらえるようにするためには、上記1~3を3カ月続けるだけでも部下の変化を実感できることと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2018年3月11日