最近、通所リハビリテーションの開設と運営に関するご相談が急増しております。
今回は、通所リハビリテーションの運営が適正にできているかどうか?
通所リハビリテーション運営に関する基準について自己点検できるチェックリストをまとめております。
1.自主点検表記載にあたっての留意事項
(1)チェック項目の内容を満たしているものについては「適」、そうでないものは「不適」にチェックをしてください。
(2)その他については、具体的に記載してください。
2.運営に関する基準チェックリスト
◇サービスの提供開始前に、あらかじめ、利用申込者又はその家族に対し、重要事項を記載した文書(重要事項説明書)を交付して説明を行っているか。
◇重要事項説明書について利用者の同意を得ているか。
◇重要事項説明書の内容に同意を得た場合は、利用者の署名・捺印を受けているか。
◇重要事項説明書と運営規程間で内容(営業日時、通常の事業の実施地域など)が相違していないか。
◇重要事項説明書には、利用申込者がサービスを選択するために重要な事項(下表で確認)を記載しているか。
(重要事項説明書記載事項)
・事業者、事業所の概要(名称、住所、所在地、連絡先など) 有・無
・運営規程の概要(目的、方針、営業日時、利用料金、通常の事業の実施地域、提供するサービスの内容及び提供方法など) 有・無
・管理者氏名及び従業者の勤務体制 有・無
・提供するサービスの内容とその料金について 有・無
・その他費用(交通費など)について 有・無
・利用料、その他費用の請求及び支払い方法について 有・無
・通所リハビリテーション従業者の勤務体制 有・無
・秘密保持と個人情報の保護(使用同意など)について 有・無
・事故発生時の対応(損害賠償の方法を含む) 有・無
・緊急時の対応方法及び連絡先 有・無
・苦情処理の体制及び手順、苦情相談の窓口、苦情・相談の連絡先(事業者、市町村、大阪府国民健康保険団体連合会など) 有・無
・サービス内容の見積もり(サービス提供内容及び利用者負担額のめやすなど) 有・無
・事業者、事業所、利用者(場合により代理人)による説明確認欄 有・無
・高齢者の虐待防止に関する事項 有・無
◇サービスの提供開始について、利用者と契約書を交わしているか。
※契約の内容は、不当に利用者の権利を侵害若しくは制限するものとなっていないか。
※契約書の署名押印について、次のとおりとしているか。
利用者側:利用者又は代理人の住所・氏名を署名の上、押印しているか
事業所側:法人所在地・法人名称・法人代表者を記載の上、法人代表者印を押印しているか
以上です。ぜひ、運営に関する基準が適正かどうかチェックして頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
2013年8月3日